さつまいもは炭水化物で太るというイメージが強い食べ物ですね。しかし、最近ではダイエットに良いとテレビや雑誌で紹介されたり、韓国では「コグマダイエット」といってさつまいもを食べるダイエット法もあります。
それではさつまいもが太るのは間違いなのでしょうか?
さつまいものカロリーや糖質をみても、太らない食材とは思えません。この矛盾した答えとしては食べ方や調理法がヒントになると皆さんもお気づきでしょう。
この記事では具体的にさつまいもが太る食材になったり、反対にダイエットの助けになる理由をお伝えしていきたいと思います。
Contents
さつまいもが太るのは間違い?
さつまいもは食べ方や調理法によって太りやすくなります。さつまいもはカロリー、糖質ともに低いものではありません。気をつけないと太る原因になってしまいます。
痩せると言われているダイエット法の食べ方は、1日の食事で1食の主食(白米、パンなど)をさつまいもに置き換えたり、間食として食べる方法です。
食べる量は1日100gと決めて食べることで痩せるというものです。
また、調理法は冷やし焼き芋がダイエットには効果があるとされています。天ぷらやスイートポテトのように、油を使ったり生クリームや砂糖を使うとカロリーはぐっと上がり太ってしまいますね。
さつまいものカロリーと糖質
さつまいものカロリーと糖質を見ていきましょう。
鳴門金時・・・132㎉
安納芋・・・140㎉
紅はるか・・・179㎉
鳴門金時・・・29.2g
安納芋・・・30.2g
紅はるか・・・40.2g
太る食べ方は朝と夜のどっち?
前述で「さつまいもダイエットは1日1食のご飯を置き換える」と説明しましたが、太りやすいのは朝と夜で違うのでしょうか?
じつは1番太りにくい時は朝食なんです。または昼食に食べるのが良いでしょう。
なぜかというと午前中もしくはお昼にさつまいもを食べることによって、食べたカロリーを日中に消費することができるからなんです。
夜にさつまいもを食べてしまうと、糖質がエネルギーとして消費されないままになり、脂肪として蓄えられてしまうので夜はおすすめできません。
カロリーは調理法次第で変わる
さつまいものカロリーは調理法で以下のように変わってきます。
焼き芋・・・163㎉
蒸し芋・・・134㎉
天ぷら・・・221㎉
大学芋・・・231㎉
スイートポテト・・・226㎉
さつまいもはシンプルに焼くか蒸すのが1番カロリーの低い調理法ということがわかりますね。
さつまいもに置き換えて食べる時も調味料などをつけると、カロリーもアップしてしまうので味のアレンジも気をつけてプラスするようにしましょう。
おすすめの調理法・蒸す・焼く・冷やす
さつまいものカロリーを増やさず、よりさつまいもの栄養素が活かされる調理法をお伝えします。
蒸す
蒸す方法は1番カロリーの低い調理法です。手軽にできる電子レンジで作る方法をご紹介します。
普通に電子レンジで調理した場合よりも甘さやしっとり感が違う美味しい作り方です。
【作り方】
①さつまいも(250gくらい)を洗い、キッチンペーパーで包みます。その上からキッチンペーパーごと水で濡らします。
②①をサランラップで包みます。
③耐熱皿にさつまいもをのせて150Wで10分加熱して、ひっくり返し、さらに150Wで10分加熱します。
お使いの電子レンジで設定できるワット数が違うと思いますので、参考までに加熱時間を書いておきます。
100W→30分
200W→15分
解凍モード→100W~200W
出来上がりはさつまいもの大きさにも左右されますので、出来具合を確認して加熱時間を調整してください。
焼く
電子レンジで焼き芋風に仕上げる方法です。手軽に焼き芋を味わえる調理方法です。
【作り方】
①さつまいも(250g程度)を洗ってキッチンペーパー2枚で包みます。
②①をキッチンペーパーごと水で濡らします。
③さつまいもを耐熱皿にのせてラップをせずに電子レンジ500Wで2分間加熱します。
④さつまいもをひっくり返します。
⑤解凍モードか150Wで10分加熱し、ひっくり返してさらに10分加熱します。
冷やす
さつまいもは加熱した後冷やすとレジスタントスターチという食物繊維と同じ働きをするものが増えて、消化が緩やかになり血糖値の急上昇を抑えてくれる、また、お通じを良くしてくれる嬉しい効果があります。
冷やし焼き芋をぜひお試しください。
【まとめ】さつまいもは太るけど痩せる効果もあり
・さつまいもは食べる量や時間に気をつけないと太る
・さつまいもは朝食に約1/2本主食の代わりに食べると太りにくい
・さつまいもの調理法は蒸す、焼く等が太りにくい
・冷やし焼き芋は食物繊維が豊富になり痩せ効果が期待できる
さつまいもは食べ方に気をつけないといけませんが、準完全食と言われているほど栄養素が豊富です。ただ一つたんぱく質が少なめなので一緒にたんぱく質をとれば、バランスの良い食事になります。